単純に絵本が好きです。お気に入りの本を独断と偏見で紹介します。
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Posted by なっちょんぺ
 
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『氷河ねずみの毛皮』 宮沢賢治文 木内達朗画
氷河ねずみの毛皮

寒い冬。敢えて、「寒いこと」を楽しむような本を読んでみようかと。
この人の絵の本を見ると、作家や内容を問わず欲しくなってしまう、イラストレーター木内達朗氏が絵を描いています。

氷河ねずみ


<あらすじ>
12月26日夜、ベーリングを目指してイーハトヴ発った列車の中で起きたこと。
北極のごく近くにあるベーリングなので、みな多くの着物を着て列車を待っていた。乗り込んだのは、すべて男。その中で一番目立っていたのは、目一杯の毛皮を着込み二人分の座席を取っている太った男。彼は、イーハトヴのタイチと名乗り、一人で北極で黒ぎつねを900匹獲ってくるという賭けをしに行くのだといい、着込んでいる毛皮の自慢を始めた。挙げ句、酒に酔って車内の人々に絡んだりしながら、寝込んでしまった。
夜が明けた頃、まだベーリングに着くはずもないのに列車はにわかに止まった。
車内の皆が「はて?」と戸惑っている内に、扉ががたっと開きまばゆい朝日がビールのように流れこむと同時に、一人の男がピストルを突きつけて入って来た!



グリーンピースや、動物愛護団体の人が喜びそうな内容と思って読まずに、単純に「不思議なこともあるもんだ」と楽しむべきでしょう。宮沢賢治らしい、幻想と現実がないまぜになる世界を自然に入り込みやすく手伝っているが、木内さんの絵です。リアルで表情も分かりやすく、それでいて生々しくない温かさが美しいです。でも、子どもはあんまり手に取らないかもなー…。

【追記】
14日から、北青山で木内達朗さんの個展が開かれています。
ちょうど、この『氷河ねずみの毛皮』偕成社から復刊されるのを記念して、この原画展も同時開催です。ぜひぜひ、観に行かれて下さいね。私も行く予定です。


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Posted by なっちょんぺ
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[ふるいほん

thema:紹介したい本 - genre:本・雑誌


『はつゆき』 西片拓史
はつゆき (レインボーえほん 19)はつゆき (レインボーえほん 19)
(2007/11)
西片 拓史

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<あらすじ>
小屋の中にしまってあった小舟を湖に浮かべ、漕ぎ出すふたり。
静かな夜にふたりは何を始めるのかな?
こどもがみーんな待っている、アレを作るためにやってきたんだよ。



可愛らしく、夢心地に浸れる本。
絵はベタな感じに仕上げていますが、たぶんこの作家さんは細密な絵も描ける人なんじゃないでしょうか?どんどん削って、減らしてシンプルな絵に仕上げているように見えます。表紙の水面の描き方、映り込み具合など、細かい部分の描き込みが素晴らしいです。
最近よく出版されている作家の意図するメッセージを押し付けるような作品ではなく、純粋なメルヘンの世界のお風呂にとっぷり浸かっているような気持ちになります。懐かしいというより、逆に新鮮。
Posted by なっちょんぺ
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[あたらしいほん

thema:絵本の紹介 - genre:本・雑誌


なっちょんぺと申します
はじめまして。
なっちょんぺと申します。
本に関する仕事をしています。
その中でも、子どもの頃から好きだった絵本について紹介をしていきたいと思います。
あくまで私基準で、独断と偏見に満ちております。
Posted by なっちょんぺ
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[自己紹介

thema:管理人からのお知らせ - genre:その他


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