単純に絵本が好きです。お気に入りの本を独断と偏見で紹介します。
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Posted by なっちょんぺ
 
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『まんげつのよるまでまちなさい」
まんげつのよるまでまちなさいまんげつのよるまでまちなさい
(1978/07)
マーガレット・ワイズ・ブラウン

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夏は何時来たの?と思うくらい、あっけなく秋になりました。いやまだね、実は期待しているのですよ、ぶり返しを。でも、無理そうですね、今年の夏は根性なしのようです。

さて、秋になってしまったのなら、もうあきらめて秋を満喫しようじゃないですか?
というわけで、中秋の名月の思って、こちらの本を紹介。

『まんげつのよるまでまちなさい』
マーガレット・ワイズ・ブラウン さく/ガース・ウィリアムズ え/まつおか きょうこ/やく ペンギン社 1978年刊

この本は「待つ」楽しみを知る本。なんて、一言でまとめると教育チックだから、やめたほうがいいですね。

「夜」を見てみたいあらいぐまのおとこのこ。母親にそれを伝えると「まんげつのよるまでまちなさい」と答える。

「よるってどのくらいおおきいの?」
「ふくろうをみてみたい」

などなど、おとこのこはいろんな疑問を確認したくて、母に頼むけれど♫いつも答えはお・な・じ 「あーとーで」♫じゃなくて、「まんげつのよるまでまちなさい」。

夜ってどんななんだろう?いつになったらみられるのかな?想像しながら、男の子は日々を過ごします。からだも少し大きくなりました。

ある晩、とうとう待ちきれなくなったおとこのこは宣言します。

「いいかい、かあさん。
 ぼく、これから もりへ
 よるを みにいくからね。
 いいでしょ?」

さぁ、おかあさんはなんと答えたのでしょう?

知らないことがあるって、恥ずかしくないこと。それを知るのって、本当にステキなこと。そして、それを待っている間って、サイコーに幸せで、愉しい時間だってこと!
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『いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね』
いっちゃん

いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね

前回『つみきのいえ』を紹介した時は、まさかアカデミー賞まで行くとは思っていなかった…。ちょっとびっくり。

さて、今回は大人になって、この本のよさが分からなくなってしまった本の紹介。
『いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね』です。
長谷川集平が好きな人が、身近に結構いて意外に思ったのですが、子どもの頃の私も大好きでした。とにかく、この『いっちゃん』は小学校の図書室で年中読んでいた記憶があります。

でも、でもです。今はこの本のどこが好きだったのか、分からないんです。
誰に心を置き換えて読んでいたのか、それすらわからない。喋るのが苦手ないっちゃん?すぐ泣いちゃう新米先生?それとも、頑として食事をとらないこうじくん?
たぶん、先生やこうじくんじゃない。泣かないで有名だったし、ゆっくりで怒られたことがあってもごはんを食べないなんてことはなかったし。そうなると、いっちゃんなんだろうな。

小さい頃習っていた絵の教室の先生に、大人になってからあったら「あらーなっちゃんって、こんなにおしゃべりだったのね。あの頃は、「これについてなっちゃん、どう思う?」って訊くと、ふわーってなっちゃんが口を開けるより早くお母さんが「それはですね」って喋り出してくれたから、なっちゃんの声、覚えていないくらいなのよ」って云われたことがあります。
母は教育ママっていうわけではなかったのですが、江戸っ子気質で、とにかくのんびりとろーんとしている娘がまだるっこしかったらしいのです。
そんな状態だったので、たぶん云いたい事がきちんと周囲に云えない状態だったのかもしれません。だから、おしゃべりが苦手ないっちゃんにおなじような感情を抱いたのかな?

現在「うるさい!」「たまには口を閉じろ」と怒られるくらいおしゃべりになったなっちゃんには、この本のどこがいいのか、正直わかりません。
でも、きっといっちゃんと同じような気持ちの子どもがいっぱいいるだろうし、そんな子どもにいらだちを覚える大人もいっぱいいるだろうから、やっぱり紹介しておきたいな、と思います。
大丈夫、子どもの頃喋らなかった分を、ちゃんと放出できる大人になった例がいますよって。
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「こぶたくんの恋ものがたり」(ウルフ・ニルソン作/フィベン・ハルト絵/あおのともこ訳)
こぶたくんの恋ものがたりこぶたくんの恋ものがたり
(1993/10)
ウルフ ニルソンフィベン ハルト

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1993年に出版されたこの本、絶版のためアマゾンでは表紙写真がありません。
恋をしちゃっているぶたさんは、この方です。

こぶたくん


ネクタイ締めて、パイプをくゆらすぶーさんが、「こ」ぶたかねー?と思いますが。



お紅茶にクッキーの朝食を頂く、一人暮らしのこぶたくんがいました。彼は、毎朝新聞に眼を通すりっぱな紳士です。昼間は泥だらけになってみたりもしますが、夜はちょっぴりのウィスキーをたしなんで、ナイトキャップをかぶりお布団に入る、そんな毎日を送っていました。
ある日、町中で出逢ったすてきなお嬢さん(もちろんぶたさんです)。すれ違ったその日からのこぶたくんは少し変です。ロマンチックな恋愛映画を見れば、目の前に浮かぶはお嬢さん。本を読めば『宙返り』のできるぶたならもてるかも?と思って、練習を初めて大事なお鼻とシッポを負傷。はては妄想小説まで書き出す始末。食事も喉を通らなくなって、はたと気がつきました。

「そうか。ぼくはあのおじょうさんに、恋をしてしまったんだ。そうだ、これが恋なんだ!」



はてさて、こぶたくんの初恋は実るのか、否か?
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『氷河ねずみの毛皮』 宮沢賢治文 木内達朗画
氷河ねずみの毛皮

寒い冬。敢えて、「寒いこと」を楽しむような本を読んでみようかと。
この人の絵の本を見ると、作家や内容を問わず欲しくなってしまう、イラストレーター木内達朗氏が絵を描いています。

氷河ねずみ


<あらすじ>
12月26日夜、ベーリングを目指してイーハトヴ発った列車の中で起きたこと。
北極のごく近くにあるベーリングなので、みな多くの着物を着て列車を待っていた。乗り込んだのは、すべて男。その中で一番目立っていたのは、目一杯の毛皮を着込み二人分の座席を取っている太った男。彼は、イーハトヴのタイチと名乗り、一人で北極で黒ぎつねを900匹獲ってくるという賭けをしに行くのだといい、着込んでいる毛皮の自慢を始めた。挙げ句、酒に酔って車内の人々に絡んだりしながら、寝込んでしまった。
夜が明けた頃、まだベーリングに着くはずもないのに列車はにわかに止まった。
車内の皆が「はて?」と戸惑っている内に、扉ががたっと開きまばゆい朝日がビールのように流れこむと同時に、一人の男がピストルを突きつけて入って来た!



グリーンピースや、動物愛護団体の人が喜びそうな内容と思って読まずに、単純に「不思議なこともあるもんだ」と楽しむべきでしょう。宮沢賢治らしい、幻想と現実がないまぜになる世界を自然に入り込みやすく手伝っているが、木内さんの絵です。リアルで表情も分かりやすく、それでいて生々しくない温かさが美しいです。でも、子どもはあんまり手に取らないかもなー…。

【追記】
14日から、北青山で木内達朗さんの個展が開かれています。
ちょうど、この『氷河ねずみの毛皮』偕成社から復刊されるのを記念して、この原画展も同時開催です。ぜひぜひ、観に行かれて下さいね。私も行く予定です。


Posted by なっちょんぺ
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